クラウドファンディングは、個人や企業が新しい商品やサービスを世の中に広めるために資金を集められる仕組みです。
しかし「どのプラットフォームを使えばよいのか分からない」という声をよく耳にします。
この記事では、日本国内で利用者数の多いクラウドファンディングプラットフォームを比較し、それぞれのメリット・デメリットを初心者向けに解説します。
1. クラウドファンディングとは?基本をおさらい
まずは基本から。クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の人から資金を募る仕組みです。
日本国内では年々市場規模が拡大しており、矢野経済研究所によると2023年には約1700億円規模に成長しています。
特に「購入型(リターン付き)」が主流で、商品開発やサービス提供を目的とするプロジェクトが多く立ち上がっています。
2. 国内主要クラウドファンディングプラットフォーム5選
ここでは日本で利用者数の多い5つのプラットフォームを紹介します。
初心者でも安心して使える特徴を押さえておきましょう。
2-1. CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
CAMPFIREは国内最大級のクラウドファンディングプラットフォーム。
会員数は約720万人以上、プロジェクト数は累計で7.5万件以上と圧倒的な実績を誇ります。
メリットは利用者数の多さとサポート体制。
手数料は17%前後とやや高めですが、集客力の面ではトップクラスです。
デメリットは競合が多いため、プロジェクト内容やPR戦略が重要になる点です。
CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/
2-2. Makuake(マクアケ)
Makuakeは新製品やサービスの先行販売に強いプラットフォーム。
利用者は400万人以上、特にガジェットや日用品ジャンルでの成功例が目立ちます。
メリットは「メディア連携」による拡散力と、商品化後のEC展開サポート。
手数料は20%と高めですが、商品開発に力を入れたい人に向いています。
デメリットは、審査がやや厳しく、アイデア段階では通過しにくい点です。
Makuake:https://www.makuake.com
2-3. READYFOR(レディーフォー)
READYFORは日本初のクラウドファンディングサービスで、社会貢献型プロジェクトに強みがあります。累計支援額は350億円以上。
メリットはNPOや教育、地域活性化プロジェクトとの相性がよいこと。社会的意義の高い活動には最適です。
デメリットは、一般的なガジェットや娯楽系プロジェクトではCAMPFIREやMakuakeに比べて支援が集まりにくいことです。
READYFOR:https://readyfor.jp/
2-4. GREEN FUNDING(グリーンファンディング)
GREEN FUNDINGはTSUTAYAが運営しており、会員数は約100万人。特にクリエイティブ系やIoT製品に強い傾向があります。
メリットは「TSUTAYA店舗やメディアとの連携」で、リアル店舗での商品展示や販売促進が可能です。
デメリットは、規模がCAMPFIREやMakuakeに比べてやや小さく、集客面で工夫が必要な点です。
GREEN FUNDING:https://greenfunding.jp/
2-5. MotionGallery(モーションギャラリー)
MotionGalleryは映画、アート、音楽などクリエイティブ分野に特化したプラットフォーム。支援者は熱心なファン層が多いのが特徴です。
メリットは、芸術や文化的プロジェクトで理解ある支援者を獲得しやすい点。
デメリットは、市場規模が小さく、一般的な商品プロジェクトには不向きです。
MotionGallery:https://motion-gallery.net/
3. プラットフォーム比較表
プラットフォーム | 利用者数/実績 | 得意ジャンル | 手数料 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|---|
CAMPFIRE | 会員数720万人以上 / 7.5万件以上 | 幅広いジャンル | 約17% | 利用者数が多く集客力が強い | 競合が多い |
Makuake | 利用者400万人以上 | ガジェット/日用品 | 約20% | メディア拡散力が強い | 審査が厳しい |
READYFOR | 累計350億円以上支援 | 社会貢献/地域活性 | 約17% | 社会性の高い活動に強い | 商材系に不向き |
GREEN FUNDING | 会員数100万人以上 | IoT/クリエイティブ | 約20% | TSUTAYA連携が可能 | 集客力が弱め |
MotionGallery | 非公開(小規模) | 映画/音楽/アート | 約17% | 文化系支援者が多い | 市場が小さい |
4. 初心者が選ぶ際のポイント
初心者がプラットフォームを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 集客力(利用者数や知名度)
- プロジェクトとの相性(ガジェットか社会貢献か)
- 手数料のバランス
- サポート体制(広報支援、商品化支援など)
特に最初のプロジェクトでは「集客力」と「ジャンルの相性」を重視することをおすすめします。
まとめ
クラウドファンディングを成功させるには、プラットフォーム選びが非常に重要です。
初心者には、幅広いジャンルと圧倒的な利用者数を持つ「CAMPFIRE」や「Makuake」から始めるのがおすすめです。
一方で、社会性の高い活動やアート分野であれば「READYFOR」や「MotionGallery」が向いています。
目的やプロジェクト内容に合わせて最適なプラットフォームを選び、効果的に活用しましょう。

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